3年前の、悪夢

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全員が、自分の鞄の中身を確認した。 食料や、全員に支給される歩兵銃(日本帝国宮本二十三式)、そしてランダムアイテムが入っていた。 「これ…か?」 祐介は防弾チョッキを引き当てた。 綾は手榴弾(三発)、憲一が組み立て式スナイパーライフルを当てた。海はリボルバーだった。 「どうやって使うんだ、これ?」 憲一がライフルを指差し、言った。 「それか?」 海は難無く組み立ててみせた。 「あとは標準を合わせるだけだ」 長年友達として付き合ってきた二人もこれには驚いた。 「なんでそんな事知ってんだ?」 「…趣味」 まぁこいつの事だからおかしい事じゃあないと、二人は思った。 小・中学校を共にしてきた(祐介は高校もだが…)が、海はノートパソコンを開いてはAEPの事を調べていた。今日が来る事を予測していたかの様に。 「とりあえず四人で行動しよう。少しでも人数が多い方が良い」 海の提案に意見する者は無く、行動を共にする事になった。
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