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祐介と綾は他の二人と別れた後、綾の家へと向かった。
「祐君…」
「ん?」
「これって…現実なんだよね?」
綾はAEPウォッチを見つめ、呟くように言った。
「もしかしたら死んじゃうかもしれないんだよね……?」
綾の一言一言が、祐介の胸に重くのしかかった。
「祐君…私怖い……死ぬの怖いよ…」
綾は、声を震わせて言った。
「大丈夫だよ、俺達が守るから!俺だけじゃ頼りないけど…二人も頼れる奴がいるし!」
「祐君……………」
祐介は綾を抱き寄せた。
「綾…信じて?」
祐介はそっとくちづけを交わし、綾はコクッと小さく頷いた。
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