大人(ささえ)との、別れ

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その後、いつもより会話が少ないせいか、通い慣れた道が長く感じれた。ただ、祐介は一つの事を考えていた。 『四人で生き残ってやる』 「祐君、またね」 気付かないうちに家に着いていたらしい。 「あ、うん。また…」 綾を見送った後、帰宅した。 「ただいま…」 二階にある、自分の部屋にに向かった。 「祐介!」 階段を上っている途中、母に呼ばれた。 リビングに行くと、例の事がニュースで取り上げられていた。 「……これ」 『茨城県と佐賀県に決定しました。国は約四十億円を費やし、この決戦に挑む模様です。また同時に、兵隊の一員として参加してくれる勇気ある国民を募集しています。連絡は×××‐×××…』
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