法律(ゲーム)、開始

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綾はベッドの上、憲一は椅子にそれぞれ対角線に座っていた。しばらく沈黙が流れた後、綾が口を開いた。 「あの…」 憲一はびっくりして綾の顔を見た。 「怖くないんですか?」 「まぁ…死ぬのは怖いですけどね…。何でです?」 「いや…それ……」 綾は憲一の付けているAEPウォッチを指差した。 「あぁ…これ?」 憲一はAEPウォッチの『死亡者名簿モード』を見ていた。 「自分の友達とか殺られ始まったら、この近くに敵が居るってわかるでしょ?」 憲一はそこまで言うと、綾の顔がうっすら赤みがかっているのに気付いた。 「どうした?」 「………ちょっと」 息も少し荒くなっている。
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