メリクリ

5/10
前へ
/37ページ
次へ
「お、皆さんお揃いで」 「うわッ!?秋良!?」 ガチャリと音を立て、訪問者を出迎えた。 そこに立っていたのは残りの三人、直也と成宮と那緒だった。 「今ね、そこでたまたま遭ったの」 鼻をほんのり赤くし、寒そうに那緒が説明した。恐らく秋良が“なんで那緒がこんな奴等なんかと一緒に来るんだ!!”みたいな表情をしていたのだろう。 その事を聞いた秋良は心なしかホッとし、三人を創の代わりにリビングへと招き入れた。 「メリクリメリクリー!」 リビングへ入ると、そこにはサンタクロースのコスプレをした創が。 ただでさえ外は寒いのに、部屋の温度が一気に下がったように感じた。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

92人が本棚に入れています
本棚に追加