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砂が指の間を落ちるように 水が割れたガラスから 溢れるように 別れ話はスムーズに進み 誰も止めてはくれなかった 僕の目に映る君は 昔のように 笑ってはなかったし きっと君の目に映る僕も 昔のように 笑えていない。 君がいなきゃだめなのに それを言い出せないのは きっと有無を言わせないように そこに居座る 夜のせい あるいは そうしたいだけ。
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