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「冗談よ!一日前の飛行機は人がいっぱいで帰りのチケットがとれなかったのよ!」
涼一は冗談と分かってホッとした。
ただ一瞬、力が抜けてその場に座り込んでしまった。
「あら、どうしたの?座っちゃって」
ハッとした涼一はすぐに立ち上がった。
「別に何でもないよ!それじゃあ俺は勉強があるから!」
そう言うと涼一は走って自分の部屋に行った。
「変な子ね、勉強なんてしないくせに」
涼一の母はプッと笑うと旅行の準備を続けた。
次の日、涼一は学校を遅刻した。
理由はただの寝坊だった。
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