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急いで支度をするものの遅刻して教室に入り目立つのが嫌だった涼一は、あまり行く気がしなかった。
「早く学校に行きなさい!」
やはりサボるなどしない方が良い、そう思った。
前に一度、学校をサボった事があるのだがその時は三日間ご飯が無かった。
何とか部屋にあったお菓子やコンビニで買ったお菓子で飢えをしのいだ。
しかしもうあんな思いはしたくなかった涼一は渋々と学校へ行くことにした。
「もう、遅いぞ」
玄関のドアを開けると目の前には百合香が立っていた。
「百合香……お前、ここで何してんだよ!?遅刻だぞ!?」
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