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12月15日火曜日、涼一は学校の授業が終わり窓際の自分の席に座り窓を開け外を眺めていると廊下から誰かが走る足音が聞こえた。
「涼ちゃん、ここに居たんだ」
教室のドアを開けたのは涼一の彼女の百合香だった。
百合香はまじめで成績も良くクラスの皆とも仲が良い涼一の一つ下の学生だ。
「百合香か……どうかしたのか?」
涼一が聞くと百合香の顔は軽い剣幕をしていた。
「どうしたじゃないです!放課後は一緒に帰ろうって言ったの涼ちゃんでしよ!いつまで待ってても全然来ないから探していたんですよ!」
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