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「……ありがとうございます」
そして百合香は涼一の肩に頭を置いた。
「また敬語……」
あっ、と百合香は慌てて言い直そうとしたが先に涼一の手が出た。
百合香は叩かれると思い身が竦んだが涼一の手は優しく百合香の頭を撫でた。
「そろそろ帰るか」
「……うん」
その時百合香の頬は赤くなっていた。
学校の帰り道、車の通りが多い道を二人は歩いていた。
「ねぇ、クリスマスの日どこか行かない?」
百合香は歩きながら涼一に質問した。
「んー百合香はどこか行きたい場所あるのか?」
涼一はどこが良いか思いつかず百合香に聞いた。
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