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そわそわする涼一を見ていた母は、あっ!と思うとにっこりと笑った。
「もしかして涼一、一人で居るのが寂しいのかなぁ?」
母はムフフと笑って涼一を見上げた。
「いや!ちっ!……ま、まあそんなとこだよ」
否定したかったが否定すると反って怪しまれると思った涼一は素直に肯定した。
「そっか~じゃあ一日早く帰りましょうか?」
素直に肯定したせいでまずい事になってしまった。
「えっ!いや、年に一度しかない記念日なんだから楽しんでこいよ!」
涼一の背中は既に汗でビッショリだった。
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