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「ムガモガフガ……ぷはぁ。」
俺が抵抗すると、案外簡単に放してくれた。
「いきなり何するんだよ!ビックリしただろ?」
「いやいや~。雪奈と竜也が興味深い話をしているようだったので。」
みちるは、そう言ってニヤニヤ笑っていた。
もしかして………オタクってバレたのか?
オイオイシャレになんねぇぞ。
まだ入学して全然たってねぇのに、もうバレちまったのか。
一般の人々はオタクに対してあまり良い感情を抱いていない。
俺もこれからはそんなオタクとして認識されて、学校生活を送るのか。
もう俺に残された道は転校しかないんだな……。
ならばいっそのこと就職してやろう。
うんそうすれば金も貯まるし欲しいゲームのソフトも買えるぞ!
おぉ我ながら名案だなぁ。
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