合宿Ⅱ

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「ムガモガフガ……ぷはぁ。」 俺が抵抗すると、案外簡単に放してくれた。 「いきなり何するんだよ!ビックリしただろ?」 「いやいや~。雪奈と竜也が興味深い話をしているようだったので。」 みちるは、そう言ってニヤニヤ笑っていた。 もしかして………オタクってバレたのか? オイオイシャレになんねぇぞ。 まだ入学して全然たってねぇのに、もうバレちまったのか。 一般の人々はオタクに対してあまり良い感情を抱いていない。 俺もこれからはそんなオタクとして認識されて、学校生活を送るのか。 もう俺に残された道は転校しかないんだな……。 ならばいっそのこと就職してやろう。 うんそうすれば金も貯まるし欲しいゲームのソフトも買えるぞ! おぉ我ながら名案だなぁ。
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