第1章四天王の別れ

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若もツーストの胸にすがって泣いた。 初めてのことで、 ツーストは動揺していたが、思った。 いつも彼は後悔を背負っていた。 だが、自分達に負担をかけないようにと、 分厚い仮面をかぶっていたのだと。 仮面はすぐにでも外れた。 小さな彼の精神には、負担が重すぎたのだ。 「今まですまなかったな、若……」 何故お前は出て行ったのだ? 俺にはわからない このように仲間を泣かせ お前は何を考えている? だがお前のその行動で 若の仮面は少し取れたような気がした もしもそれを望んでいるのなら 安心しろ守ってみせる これからは俺が二人を守る お前が俺達を守ってくれたように だから…… 俺達のことは気にせず旅をしろ ウーノ 俺達の大切な仲間よ
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