戦場に消えた投手

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戦場を駆ける間は 何か考える暇すらない 鉛の弾の隙間をくぐり 影に潜みながら手榴弾を投げる 食事も援軍も少なくなっていくなか 身を守るのに必死だった もし生まれ変わることができたなら 迷わず俺は野球をやるだろう 何も考えずマウンドに立ち 日が暮れてもボールを投げ続けるだろう 野球と巡り合うことができて良かった 神様には最大限の感謝をしよう しかし、もう一度プレーしたいと願うのは さすがに叶えてはくれないだろうか
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