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衝撃が俺の体を包んだ
砂埃を含んだかまいたちが
俺の体を吹き飛ばし切り刻み
何メートルも離れた地に叩きつけた
最期に見えたのは青い空だった
それはマウンドから見上げた空とまったく同じで
次第に視界が赤く染まるなか
俺は微かな幸せを夢見ていた
あの頃自分に敵なんていなかった
マウンドは俺のためだけの空間
いつまでもボールを投げていたいと願った
時代はそれを許してはくれなかった
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