12月24日

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「ーー」 氷室の母親は驚きーー微笑んだ。 「ありがとね」 「そんなッ……感謝するのはこっちの方です!!本当にありがとうございました。これで、決心がついたんです」 「決心?」 「はい!!」 すももは頷き、微笑んだ。 「また今度お会いしましょう」 そう言ってすももは、屋上を出ていった。 「煉、何となく、わかるよ。あの子の事を好きになる理由」 氷室の母親は小さく呟き、しばらく、彼女の出ていった扉を見つめていた。
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