戦士と火竜

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バゾーは再び紅き竜と対峙した。彼はゆっくりと構えを取る。一方、己の敵を見据え唸るリオレウス。   「ガアアァアァアア!!」   先に動いたのはリオレウスの方だった。走り出す火竜。バゾーは恐る事無く、迫る敵に向かって飛び込んだ。そのまま股をくぐり抜け、難無く突進をかわす。勢いが余った火竜は地面にぶつかり滑って行った。   「スゲェ…。」   跡を追ってきたアレンはその光景に驚かされていた。 バゾーは素早く跳び、リオレウスに向かって斬り掛る。だがしかし、突如横からの衝撃に十数m程弾き飛ばされた。   (くっ…尾か…迂濶だったな…もっと警戒するべきか)   研ぎ澄まされた戦士の勘でとっさに腕で防御したが、衝撃でプラズマショルダーキャノンが破壊されていた。舌打ちをするバゾー。 リオレウスは立ち上がり、狩人を睨む。そして、大きく息を吸い始めた。   (高エネルギー反応…!来るか?!)   構えるバゾー。その直後、リオレウスの口から高熱の光が放たれた。   (ッ!!)
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