ある虐めッ子と虐められッ子のお話。

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彼の名前はチャールズ・ドニー。 人より少しひ弱で頭も悪く運動も出来ない… 典型的虐められっ子だ。 けれど根が優しく誰かを疑う事を知らない彼は、幼なじみのカートに虐められている事に気付かなかった… 否、気付きたくなかったのだろう。 ジョン・F・カート 彼の家柄はチャールズの住む街一番のお金持ち。 誰も彼に逆らう事は出来ないのだ…。 ――― 「チャールズ!!購買でコレとコレとコレ…あとコレも買って来てくれね?」 「えっ…僕が…?」 「当たり前じゃん!3人のも入ってんだからよお」 「よろしく~」 「頼むぜー?」 「ギャハハハ!」 「でも…お金無「チャールズ…俺達 友達だろ??」 「……うん。」 友達の居ないチャールズは 見放されたくない… 一人になりたくない… そんな気持ちが強かったのか それとも彼の優しさが仇となったのかは定かでは無いが、今日も渋々カートに従っていた。 クリスマスまで、あと5日
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