1992.4.25 SAY GOOD-BY...OZAKI

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2時間後、とうとう警察から要請があった。 そこでもう一度、大楽が外に出た。 「尾崎は亡くなるまで、何か月も夜も眠れないぐらいにハードに仕事をこなしてきた。 レコーディング中もほとんど不眠不休で働くような毎日だったんだ… お願いだから彼を眠らせてあげてくれ。。。 ようやく彼は眠ることができたんだ。 君たちも彼を起こすようなことはしないでくれ」 ファンたちは徐々に帰り始めた。 この時の様子はマスコミを通じて報道された。 追悼式でファンが騒ぎを起こさなかったのは、それぞれが 「追悼式を乱れたものにしたくない」という意識があったからでもある。 尾崎豊 音楽を通して1980年代のティーンエイジャーの教祖的存在となった。 しかし、彼の主張したことは当時の代表的若者のライフスタイルとは言い難く、むしろそれは予言に近かった。
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