プロローグ

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「おいふざけんなよあぁ!!??この坂本様の言うことが聞けないのか?さっさと金出せっつってんの。日本語分かるぅ?」 オレは高校生にもなって1週間しかたってないのにもかからわず、放課後に、この私立璃里ノ内高校で最強と詠われる上級生坂本剛の一味に目をつけられていた。 坂本は限界まで下げて裾がボロボロとかいうレベルを通り越したやりすぎな腰パンスタイルでズボンを履きこなし、天下無双やら天衣無縫やら最強無敵やらごちゃごちゃと描かれた派手なエンジ色アロハシャツを着て、何度も何度も染めたり染め直したりを繰り返したのであろうか、もう何色かが分からない程の髪色をした爆裂ヘアーをしていた。 それに今の時間帯は放課後だ。 周りには沢山の学生の人盛りが出来ている。 しかもコソコソと噂話をしているだけで誰もオレを助けようとしない。 この薄情者達がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!! と心から言いたい。
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