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市「まあ、聞きたいところは色々ありますけど、一番目を引くのは座右の銘と夢ですかね。先輩、いくらなんでもこれは……」
周「なんだよ。いいじゃねえか。平和に過ごすなんて人類共通の夢だろ?」
市「ん~、それはそうなんですけどあまりにも若者らしくないというか。もっとこう欲丸だしで、宝くじかって一攫千金!!アラブの石油王の娘と結婚して逆玉イェイ!!みたいのとかないんですか?」
周「ないよ。てかお前の例えもどうかと思うぞ?どんだけ金に執着してんだよ」
市「な、何言ってるんですか!!例えで言ってみただけですよ。わ、私はお金なんかに興味はありません!!」
周「ふ~ん。……本当か?」
市「う。…まあ、正直なところ、ちょっとはありますけど……」
周「…………」
市「ま、まあまあ。お金の話は置いといて。先輩の夢はともかく、座右の銘はほとんど実現不可能ですよね」
周「そらし方が下手だねお前。まあ、あれはもう座右の銘っていうかほとんど願望に変わっちゃってるからなぁ」
市「ですよね~。ウチで仕事してるかぎり平和とは無縁ですもんね」
周「まあな。おかげで死にかけたこともあったし、ささやかな願いだよ」
市「結局は座右の銘ではないと?」
周「そゆこと。んじゃ、市原の質問も終わったところで、次は市原のプロフィールに移ってみよう」
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