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晋作「大体安すぎたんだよ、この塾。一年間で五百円とか、ワンコインじゃん!!牛丼みたいだよ!!親は松蔭が有名な人物だからって勝手に入塾させられて……こっちの身にもなってくれよ……」
(ドスッ)
晋作「(痛っ!!何かが飛んできた……って黒板消しクリーナー!!なんで!?普通はチョークとか……せめて黒板消しぐらいじゃないの?)……先生……痛いっすよ、何で投げるんすか?」
松蔭「お前の顔見てるとムカつ……さっきからブツブツうるさいからですよ、さぁ授業に集中しましょうか。」
晋作「(今俺侮辱されなかった?されたよね?うわぁマジで最悪だよこの人)」
松蔭「……はい、ここでパトラッシュが死んでしまいます、悲しいことですね。じゃあ……博文君、この後どうなるかな?」
博文「パトラッシュとネロは天国から来た天使に誘拐されると思います。」
松蔭「よく出来ましたね、さすが博文君。皆も博文のように質問に予習復習を忘れないようにしてね。じゃあまた明日この時間にここに集まって下さい。」
(ガラガラッ)
晋作「博文、やっぱこの塾おかしくないか?パトラッシュとかハイジとかアニメの話ばっかじゃないか?」
博文「晋作、それは違うぞ。松蔭先生は日毎に話を変えてくれているんだ、昨日は『ラスカル』で、一昨日は『あしたのジョー』だったじゃないか。」
晋作「やっぱ全部アニメじゃねぇか!!もうやだ、ここ辞める、長い付き合いだったな博文。またどこかで会おうぜ!!」
博文「……そうか、じゃあまたな……」
果たして晋作は本当に塾を辞めてしまうのか?
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