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ジークが所属する部隊は個性が強い人が多かった。 「隊長…お願いですから仕事をして下さい。」 ジークが書類を抱えて懇願していた。 しかし、相手はソファーで寝ている。 「隊長…?」 ジークが肩を震わせていると誰にその肩を叩かれた。 「ジーク、そいつを相手するだけ無駄だ。」 「ウェイク…。」 ジークに話しかけたのはウェイク=メディチ。 軍人の家系らしく実力はかなりのもの。 冷静な性格だが、堅物と言うわけではない。 稀に冗談も言うらしい。
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