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ウェイクが優秀だったためかあの膨大な量の書類は残り数枚になっていた。
やっと…終わっ、た。
いきなり頬に冷たい物が触れた。
顔を上げるとウェイクがコップを持っていた。
「お疲れ。」
「ありがと。」
差し出された飲み物を受け取り、喉を潤わせる。
あれ…初めての味だけど意外に美味い?
ジークは手元のコップを眺める。
そこには薄い茶色の液体が入っていた。
何だろ…?
味は甘い。
というか、かなり甘い。
けっこう…好きな味かも。
その甘さは疲れた頭にちょうどいい。
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