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「なあ山田君、クリスマスパーティーせぇへんか?」
「いきなりどうしたんですか?高良様。」
仕事中にふと思い付いた提案は、山田君に呆れたように返された。
街はクリスマスムード一色なのに自分は屋敷の中でパソコンとにらめっこ。
なんでこんなに働かなきゃならないんだと半ば自暴自棄になっていた。
「せや、兄さん所でパーティーしよ!庶民のクリスマスを味わおうやないか。」
「中嶋由良の所でですか?あそこには前に高良様が飼われていた奴隷もいらっしゃいますが?」
中嶋由良は僕の兄さん。親同士が離婚して、僕は父さんの跡を継いで大会社の社長になった訳である。
儚も前は僕の性奴隷だった。
あの頃は色々悪戯させてもらった訳で。
「大丈夫大丈夫。今は良いオトモダチやから!」
"一方的にでは?"とやはり呆れたように返す山田君。
山田君は僕の秘書になってから少し偉そうになった。
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