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そんな事をやってる間にいつの間にか、夜の11時50分を過ぎました。
一樹『おい!皆!11時半過ぎちゃったぞ!』
花沢「マジ?
じゃあみんな!そろそろ帰ろっか!」
晃・仁「うん。」
宮沢もコクリと頷く。
11時59分
仁は校舎から出て「早く帰ろうぜ!」と叫んでいる。
一樹が走って近寄った。
その瞬間下駄箱の近くの柱時計の長い針と短い針が二つとも12をさした。
時計から鳴る、ゴーンという音と共に校舎のドアが閉まった。
―バタリ!!
一樹『おい、仁閉めるなよ!』
―ドアが開かない。
ドアの窓の向こうで仁が何か言ってるが何も聞こえない。
皆は耳を窓に付けて聞いた。
一樹(何も聞こえない…)
仁は中に居る俺達に言葉を伝える方法を考えていた。
すると仁は何かを思いついたように手をポンと叩き、鞄から何かを取り出した。
晃「あ!あれは!」
仁が鞄から取り出した物は一樹が遊び半分で買ったトランシーバーだった。
花沢「そうか、あれで連絡を取れるんだった…」
一樹と仁はトランシーバーの電源を入れた。
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