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ドアが閉まらなかった事に安心した俺は、笑いながら皆と一緒に歩いた。
一樹『なぁなぁ皆!
俺おもちゃのトランシーバー買ったんだ。皆に渡しとくよ。といっても10㍍しか届かないけど。』
とふざけて言う。
花沢「ねえ懐中電灯皆持ってるけどさぁ。私ないんだ。誰か余分に持ってない?」
皆一斉に首を横に振る。
花沢「やばいなぁ。流石に私も一人になって懐中電灯も持ってなかったら怖いよ。」
そして皆で学校を歩いてるときに仁が言いました。
仁「ねぇ、みんな!
この学校で七不思議の一つの鏡のやつやってみない?」
正直な所これは反対だった。
この七不思議は何人もの生徒が「ホントに起こるからやめた方が良いよ」と言う程だった。
内容は2階トイレの前の鏡の目の前で背中を鏡に向けて立つ
すると中から手が伸びてきて生徒を鏡の中に引っ張るというものでした。
でも花沢が
花沢「賛成!賛成!
じゃあじゃんけんで立つ人決めよ!」
と勝手に決めてしまった。
仁「最初はグー!
ジャンケンポン!」
花沢「愛の負けー!」
仁「ちゃんと鏡の前で立ってね」
宮沢はコクリと頷き鏡の前で立った。
一樹は心の中で
(何も起きませんように!)
と祈ってました。
結局なにも起きませんでした。
仁「何だよガセかよ!」
そんなこんなやってる間に11時50分を切りました。
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