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《♪ピンポーン♪》
それは秋の始まりの日曜の朝。美希とのデートの約束は午前10時。時計の針は7:40を指していた。俺はまだ布団の中に足を突っ込んだままで、寝覚めの一服をしている最中だった。
《♪ピンポーン♪》
また呼び鈴が鳴る。仕方なく俺は、煙草の火をもみ消しドアーに向かった。
「はい」
不機嫌丸出しで返事をする。ドアーを開けると、そこには満面の笑みの美希がいた。こりゃ何事だ?。
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