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香奈子の幻を振り払い、美希の隣に横になり、抱き締めて、大人のキスをする。
何度も、何度も。
俺は、少しずつ美希を愛し始めていた。
けれど
香奈子を忘れることもできないでいた。
「あっ…あっっ…気持ちいいよ…トシ…。ああんっ!」
「…美希っ…愛してる…」
朝から発情した俺たちは、貪欲に愛を確かめ合った。美希が満足するまで、何度も何度も体を重ね合った。
ー秋風がひゅうひゅうと吹き荒れる朝に―。
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