20歳のXmas

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だから…俺はついにその言葉を口にしてしまったんだ。 「わかった。今から来いよ。待ってるから」 「良かった!すぐに行くね。待っててねっ❤」 「ああ。くれぐれも気をつけて運転して来いよ?。ゆっくりでいいから」 「はぁい!じゃあ後でね❤」 携帯を切ると、香奈子は意気揚々と家を出たに違いない。受話器越しの声が弾んでいたから。 ーそれが悲劇の始まりだとは、知るはずもなくー。
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