アインシュタインのねこ

世田谷代田

かの大先生は、不確定性理論を説明するにあたり、鉄の箱に入れた猫を一週間埋めておいた状態を想定した。

曰わく、箱を掘り起こして、ふたを開けて確かめるまで、その猫は生きてもいないし、死んでもいない不確定な存在なのである。

俺、本当に今生きてるんだろうか？

誰かに掘り起こして欲しいような、いや～なんかこれでいいような午後3時15分ちょっと過ぎであった。