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置いてきぼりならしょうがないけど、
筋書きのあるバックレなんだろうから、どうしようかは日記帳に書いてある。
『俺は、一番高い所に登って、彼女を探した』
…一番高いって、後楽園タワー? パラシュートか。
っていうか観覧車。
観覧車でいいや。
観覧車で待ちぼうけたい。
暗くなっちゃって、1人で寂しくなってる後ろでぐるぐる回ってやがれっていう感じ。
多少救われる気がする。
観覧車の下で、小一時間は立ってたかな。
泣きそうな気持ちじゃなかったけど、多分このゲームをこんなにばか正直にやってんのは、俺だけなんだろうなっていう焦りはあったんだ。
っていうか俺は電話もベルも持ってないからしょうがないけどな。
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