海浜ラビリンス

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いや、ホントに暗くなっちゃってから彼女は来たんだ。 観覧車の下によ。 そんときは、泣きそうになったさ。 いいじゃん、やっぱり全てが報われて明日が変わるっていうかさ、そんな気持ちってやつはさ。 なかなかないから。 「何で?乗ってないの?」 「あー、乗ってるときに君を見つけたら、俺は飛び下りちゃうかもしれない。」 「ふふ、パラシュートでずっと探してたんだけど、観覧車に乗った時に、このくらいのリアルな高さが一番怖いって言ってたじゃん?」 確かにバイクの速さは時速じゃないって下らない話を、観覧車でしてた。 未来日記って完結したらもう二度と会わない、連絡先を教えてもいけないってルールがテレビではあったんだ。 に、かこつけて、じゃあ楽しい夜でした、ありがとうって別れた。 だって多分ここらがMAXだろうさ、気持ち的にも。
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