154人が本棚に入れています
本棚に追加
いや、ホントに暗くなっちゃってから彼女は来たんだ。
観覧車の下によ。
そんときは、泣きそうになったさ。
いいじゃん、やっぱり全てが報われて明日が変わるっていうかさ、そんな気持ちってやつはさ。
なかなかないから。
「何で?乗ってないの?」
「あー、乗ってるときに君を見つけたら、俺は飛び下りちゃうかもしれない。」
「ふふ、パラシュートでずっと探してたんだけど、観覧車に乗った時に、このくらいのリアルな高さが一番怖いって言ってたじゃん?」
確かにバイクの速さは時速じゃないって下らない話を、観覧車でしてた。
未来日記って完結したらもう二度と会わない、連絡先を教えてもいけないってルールがテレビではあったんだ。
に、かこつけて、じゃあ楽しい夜でした、ありがとうって別れた。
だって多分ここらがMAXだろうさ、気持ち的にも。
最初のコメントを投稿しよう!