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「なんなんだこの人だかりは?」
いたる所に、おじさん、おじぃさん、おっさん、おやじ、がワラワラといるではないか。
「サンタ希望の方は奥のロビーへお向い下さい」
この声は‥‥谷間の姉ちゃんだ!
マス夫は素早く振り返ると目のなかに谷間が飛び込んできた。
が、悲しいかな人波に流されすぐに谷間は視野から消え去ってしまった。
「トナカイ希望の方は右の…‥」
いやっ!まだ近くに谷間の声が聞こえる。
どこだ?
「ソリを希望されている方は‥‥‥…」
谷間の声が遠退いてしまった。
「くそっ」
目をキョロキョロさせながら変態マス夫は人並みに流されながら奥のロビーへと到着した。
『トナカイやソリ』にツッコミを入れるスキすら見せない鬼気迫る気迫をだしながら、面接会場へと入っていった。
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