プロローグ、忘れられない出会い

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あの綺麗な瞳に見つめられたからか?  それとも澄んだ瞳に幼い少女からは考えられないほどの悲しみの影を見つけてしまったからかもしれない。 困って動けないでいる俺に助けとも言うべきその声が耳に届いたのは大分時間が経ってからだった。 本当はそんなに時間はかかっていないのかもしれない。 しかし、俺には一時間も二時間も時間が経っていたように感じられていた。
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