第一章、 再会は満員電車で

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どういうわけか稔を気に入ってしまったらしく、ここ最近、毎日といっていいほど触れてくる。 しかも、触れ方も日を追うごとに大胆になっていくから性質が悪い。 電車に乗る時間を変えても駄目で、一日目は何とか逃れても二日目にはまた同じ電車に乗ってくるのだ。 それこそ稔のことを見張っているのではないかと思えるほど執拗に稔の事だけをピンポイントに狙ってくる。
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