第一章、 再会は満員電車で
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男のケツを触って何が楽しいいんだか。そのうち飽きて辞めるだろう。 最初のうちはそんな程度に思って、放っておいたもののそれが毎日だと気が滅入ってくる。 だからと言って自分が痴女に遭っているなんてこと誰にも知られたくなかった。 この電車には稔と同じ高校の学生も多く乗っているのだ。 騒ぎには出来ない。 稔は痴漢に遭っている女の辛さを身に染みて感じていた。
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