第一章、 再会は満員電車で

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「離しなさいよ!」 往生際の悪いおばさんは暴れながら青年の手から逃れようとしている。 青年はおばさんの抵抗をものともせず、稔の方を見つめていた。 稔はその青年の姿を認めて絶句した。 稔はその青年を知っていた。
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