プロローグ、忘れられない出会い

3/16
1703人が本棚に入れています
本棚に追加
/452ページ
近所に最近建ったばかりのその新築の家はその存在自体がちょっと浮いていた。 俺の家はよくある振興住宅の一画にあってその一帯はよく似た建物が建ち並んでいた。 もちろん広さも造りもよく似ていたから初めて迷い込んだらどこが誰の家だか分からなくなってしまうのが現状だ。 しかし、その新築の家は俺の家の三倍はある敷地の広さは勿論のこと、創りも土台も立派でお値段も俺の家とは比べものにならないぐらい『お高そう』で豪邸という言葉がピッタリなのだ。
/452ページ

最初のコメントを投稿しよう!