第一章、 再会は満員電車で

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稔は内心溜め息を洩らしながら「この事は誰にも言わないでください」とお願いする。 「もちろん、誰にも言わないよ」 言うわけないじゃないか、と言いながら青年は稔の手を掴んでホームに備えつけられている椅子に座らせた。 「なに……?」 青年が稔の隣に腰をおろす。
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