0人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
僕の名前はヤスタロー。
僕は首輪をしているんだ。
首輪は僕を縛りつけてる訳じゃない。
友情の証なんだ！
僕の主人は自由だ。気の向くままに行く。そんな主人が僕は好きなんだ。（主人がこんなだから僕がしっかりしなくちゃ）
気付いたら、
拾われてから17年…
僕の寿命なんて、人と比べたら５分の１しかない。僕はもう長くない。
だけど僕を幸せにしてくれた主人がいるから、僕は頑張るよ！！
でも、
でもね…
僕が明日、目を開かなくても泣かないで。
僕が死にそうでも、いつものように一緒に寝てね。
最後のその瞬間（とき）まで、
僕を抱いて、
僕を撫でて、
僕を愛して。
本当は、僕も人として生まれて主人と長い人生歩んで80歳になって、どっちが先に天国に行くのかな、とか笑って死にたかった。
僕は所詮ペット。
ご主人は飼い主。
月日と共に僕を忘れ、替わりのペットを買い、僕に注いだ様に愛す。
ねぇ、僕も替わりのきくペットなの？
最初のコメントを投稿しよう！