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『なぁ未奈ぁ~別れよぉぜ。』
さっきまで手を繋いでいた2人。その言葉で彼女である未奈の手はほどける。
『はぁ?なんでよぉ!』
未奈は俺の服を引っ張る今にも泣き出しそうな顔で。
『正直ウザイんだよねぇ。毎日メールとか有り得んし。しかもお前俺にとってプラスになんねぇから必要ねぇわ。ばいばぁい。』
俺は手を振って未奈に背を向け歩きだす。後ろでは泣いてる声。そんなのお構いなしに一度も振り向かず校門を出た。
俺はこんなやつ。最低な男。いらなくなったら捨てるその繰り返し。
女に苦労した事なんてない。
小学生になってから女は何故か俺の前から途絶えない。
付き合った回数?そんなの覚えてない。日が浅くて別れた女の顔は1週間経てば忘れてる。すれ違ったって『お前だれ?』そんな状態。
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