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3人に手を振って背を向けて歩きだすと。
前でボール遊びをしてる親子が目に入った。
野球やってた頃は楽しかったなぁ…そんな事を考えていると,目の前の少年がボールを取り損ねて道路の方へ。
そこに車が来る。
『危ない!!!』
俺は必死に少年に飛びついた。
‥キキィー!!!ドーン……‥
薄れゆく意識の中『お兄ちゃん!』と叫ぶ少年の声と,遠くで聞こえる健児達の声が聞こえた。
身体中が痛い。目を覚ますとそこには真っ白な壁。親の姿。ここは…病室?。
『あんた大丈夫なんねぇ!無茶するんだから!』
母は泣いていたようで目を赤くしてた。
父は仕事を抜けれず来ていないようだった。
『ごめんごめん!大丈夫だから仕事戻りなよ!』
俺は親に心配はかけさせたくなかった。
ダメな俺を結構ちゃんと育ててくれた親だったから。
『本当は居たいんだけどごめんねぇ…健児くん達呼んでおくね』
そう言って母は出ていった。
少し眠くなってきた頃。騒がしい健児達到着。
『櫂大丈夫か!?死んでない?』
凄く急いで来てくれた様子。麻衣は泣いてる。
『大丈夫大丈夫!俺強いから!』
その言葉にみんな安心した様で。みんなで笑った。
幸い少し足の骨が折れたくらいで済れた箇所が悪く入院らしい。
マジダルい。
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