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光が 「でも夢みたい!王子様みたいな翔一さんが来てくれて!!」 「そんなことないよ。勝手に邪魔してごめんね?」 翔一が優しく言ったが、友矢は冷やかに 「こいつが王子様かよ。まだ俺の方がマシだな」 と言って女子たちに殴り倒されたのは言うまでもない。 翌日、私は体調を崩して寝込んでしまった。 そんな私に翔一が看病してくれて、嬉しさとカッコよさに惚れ惚れして何回も抱き着いてしまった。 翔一は背が高くておっきくてとても温かかった。 「そんなにくっついたら、僕に熱が移っちゃうよ」 なんて微笑してる姿。 (きゃぁあああー!かっこぉいいぃー!) と心中で叫びながら興奮してる私。 はっと我に返ると玄関に香矢と友矢が… 「ふーん、そうかそうか。莉久は翔一がそぉーんなに好きなんだな」 と少し怒った友矢を 「そんなこと言わなくても」 と宥める香矢。 「二人ともかっこいいってば!」 からかう私。 そこに様子を聞き付けてバタバタと駆けて光と瑠璃が来た。
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