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  ゾッとした。 少女の声が急に大人びて聞こえた。   そんな混乱と恐怖の中、僕は人違いであることを言うでもなく、無意識に、少女に一つ質問をしていた。   「何故…僕を殺す…の?」   「…」   少女は暫く黙ったあとに言った。           「それはね…私が、  あのとき掴み損ねた  "シアワセ"を  得るために  必要不可欠だから。」          
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