日常

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舞樹は一瞬ぽかんと口をあけていた。 が、次の瞬間我に帰った。 「はぁ!?ちょっと待って。なんで!?」 信じられないと言うように眉をひそめた。 「知らない。」 「知らないって…聞かなかったの?」 「うん…」 昨日のことが頭に浮かんで泣きたくなった。 「あたしが聞いてあげる。あいつの性格上無理かもだけど。」 「ありがとう」 私はそう言って速足で逃げるように舞樹の前から去って行った。
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