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それから急いで政紀に会った。
「政紀、フランスでパティシエの修行をするって本当?」
「あぁ本当だよ。」
美夏は泣いた。離れるのが嫌だった。
「美夏、俺も離れたくないだ。でも、親父の店を継ぎたいからフランスに行く事にしたんだ。」
「・・・頑張ってきてよ。」
「えっ!!」
「離れるのは嫌だけど、政紀には夢を叶えてほしいから。」
「美夏、ありがとう。」
こうして私達は4月からそれぞれの道を歩み始めた。
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