『ある晴れた日のこと』

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『ある晴れた日のこと』

それは六月のこと、とある中学の二年の教室の窓側。 一番後ろの髪を茶髪に染めた不良風の男子学生はケータイを机の影に隠していじっていた。 さらにその前の童顔の学生は同じく机の影でPSPの中で凶暴なモンスターとの戦いを繰り広げていた。 そしてその隣りのスポーツ刈りの学生は机に上半身を預けていた。(ただ寝てるだけである) そんな三人に黒板の前から黒い影が忍び寄りつつあった。
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