703人が本棚に入れています
本棚に追加
ついてない過去の記憶が脳内で再現される。
学校の、弓道部の、練習場。
どういうわけか大会前に部活でヘマをやらかして、代表枠から外された俺は、猛烈に不運だった。
代わりに代表枠に入った友人の爽やかな笑顔と、友人の恋人であるマネージャーの笑顔が脳裏に浮かぶ。
その笑顔に、嫉妬や憎悪の感情が湧かないだけまだ俺は人間が出来てるらしい。
問題は自分の不運。いや、ふがいなさか。
唯一の取り柄の弓道ですら力を発揮できないなんて悲しすぎる。
あー下らない。
超下らない。
最初のコメントを投稿しよう!