僕の12月25日

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キスはやりすぎたかと思えば、彼女もまんざらでもなさそうだった。 「う、うん……だいぶあったまった」 段々恥ずかしくなってきたから彼女に行こうとうながす。 「うん! 早く行こう!」 君の手を取って歩き出そうとしたところで思い出した。危ない危ない……言い忘れるところだった。 「っと……その前に。メリークリスマス」 ――今までで最も長い12月25日になるんだろうな…… そんなコトを僕は考えていた。
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